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冷却期間としての別居

別居生活は修復のための冷却期間と考える

夫婦が合意していれば、法的には別居が不利になるということはありませんし、別居したことにより、自らを反省したり、お互いの必要性を再認識して別居復縁して夫婦関係が継続できたなどというケースも良く聞く話です。

さらに、別居することにより、冷静になり離婚に向けての準備が出来たなどということもあるようです。
相手に対して「離婚するための別居」、「離婚を考えている別居」と話してしまうと余計に夫婦関係が悪化してしまい、離婚協議が長期化してしまったり、離婚を考えた場合に自分が不利になってしまう別居になることも考えられますので、できる限り「離婚」という言葉は使わないで、あくまでも結婚生活を継続して修復させる為の冷却期間と伝えた方が良いでしょう。

「離婚のため」、「離婚の準備」と伝えてしまうと、既に夫婦関係は破綻しているとみなされ、仮に別居中に相手が不貞行為をしても、その不貞行為を理由に離婚請求できなくなる可能性もあるからです。

別居中にするべきこと

離婚後のことをよく考える

別居期間は冷静になり、相手の態度や子供の変化を見て今後のことを考える期間といえるでしょう。
一時の感情で離婚に踏み切るよりも、冷静になって考えてみて、果たして最愛の人に出会えるのか、一人で生活することは出来るのか、一人で子供を育てていくことは出来るのだろうかとか、離婚後の現実を良く見つめて落ち着いて考えることがとても大切になります。

しかし、それでも離婚したいと結論を出したのなら、別居期間の間にスムーズに離婚手続きに入れるようにいろいろ離婚準備をしておくことをおすすめします。

離婚準備のために別居中にするべきこと

  • 冷静になり今後の生活を良く考えること。
  • 子供の教育、学校などの環境を考える。
  • 就職、や資格取得を考えて仕事して経済力を考える。
  • 離婚後の生活拠点として、住居の確保をする。
  • 離婚条件について弁護士などの専門家の意見を聞く。
  • 公的な援助制度を調べ、利用するなら準備をする。