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家事放棄と離婚
家事を放棄すると離婚につながる
結婚生活において、夫婦は同居してお互いに協力するよう定められていますので、掃除、洗濯などの家事に対しても夫婦協力義務があります。
しかし、必ずしも夫婦で分担して家事をしなければいけないというわけではありません。
妻が専業主婦であれば、家事をするのは妻の役目になるでしょう。
今の時代では、夫が専業主夫なんてことも考えられます。
最近では共働きの夫婦も多いため、家事を分担している夫婦も多いのです。
しかし、どの家庭でも家事の協力に不満を持っている女性は多いでしょう。
家事は女のやることだと決め付けている男性は多いものです。
特に共働きの場合、仕事も家事も一人でこなしている女性は多忙です。
ほとんどの夫婦は、夫に不満があっても、 うまく利用して手伝わせたり、役割分担したりして家事をこなしていると思われます。
朝一番早く起きて家事をして、夫を見送り、子供を送ってから仕事に行き、仕事をして帰りに子供を迎えに行って帰宅したら家事をこなして夫の帰りを待ち、寝るのも一番最後になったりします。
家事の放棄も離婚原因となる
家事は365日年中無休のフル稼働です。
交代もなければ休日もありません。
そこに、全く手伝う気配もない夫が、知らん振りして寝転がっていたら腹が立つのもあたり前です。
家事の放棄も限度を超すと離婚原因になります。
悪意の遺棄にあたります。夫婦協力義務違反です。
但し、離婚は認められても慰謝料を取れるかは分かりません。
家事を一切放棄したあげくに、休む暇もなく家事を強要し、体調を悪くしてしまった。
夫の極度の潔癖症によるストレスで、心の病になってしまった。などの場合には慰謝料が認められるかもしれません。
また、妻が家事を放棄して、夫が家事と仕事をこなしているケースも最近では多いのです。
女性が強くなったのか、弱くなったのか難しい判断ですが、いずれにしても家事の放棄により慰謝料を請求する場合は立証が難しいかと思います。