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熟年離婚しても大丈夫?

離婚を考える前にチェックしてみよう

熟年離婚を考えておられる方は、以下に挙げる項目をチェックしてみて下さい。
その結果で熟年離婚後成功するかどうかが分かります。

  • 離婚を応援してくれる子供がいる
  • 親身になって相談出来る友人がいる
  • 相談出来る離婚経験者が身近にいる

の3つです。
このチェック項目は該当する数が問題なのではありません。
経済面、生活面、人間関係という3つの側面から、一人暮らしのシミュレーションをしてみることが目的です。
なぜなら、熟年離婚を考える時には、離婚後の生活だけでなく老後の生活も考えなくてはならないからです。

反対に言うと、そのことを忘れてしまうと離婚は成功しません。
つまり、熟年離婚を成功させる秘訣は、離婚後の生活をあらゆる角度から冷静に分析することだと言えるでしょう。

熟年離婚の原因は男性!?

離婚後の生活を想像してみる

夫婦の修復を試みたけれど、「どうしても熟年離婚したい」、「新たな人生をやり直したい」・・・そう思っているのなら、しっかりと離婚準備をしなくてはいけません。
ただ感情的に離婚を切り出すことは絶対に避けるべきでしょう。
以下に挙げることを創造してみてください。

  • 自分名義の貯蓄、貯金があるか?
  • 身内に離婚を応援、味方してくれる人がいるか?
  • 夫から生活費をもらえるか?
  • 慰謝料を確実にもらえるだけの証拠固めができているか?
  • 離婚後、生活していける経済力をもてるか?
  • 離婚後の住む場所は決まっているか?
  • 実家に戻ることができるか?
  • 仕事、就職先は見つかったか?

お金の問題

熟年離婚をするには、様々な準備が必要です。
離婚の準備として、身内の理解を得ておくことは重要です。
実家に住む、あるいは子供の面倒をみてもらえる、預かってもらえるなど、離婚後の生活を自分の身内に応援してもらえるのともらえないのでは、生活のゆとりや安心感に差があります。
離婚の準備では、生活するための住む家の確保も重要です。実家に住む場合はいいですが、アパートやマンションを借りるとなれば、敷金・礼金が必要です。

やはり重要なのが、離婚成立までの生活費になります。
相手が離婚成立まで生活費をきちんと渡してくれるのか?もちろんですが、婚姻費用は婚姻関係上発生しますので貰える権利があります。

仕事の確保も必要です。実家にお世話になるといっても、収入が全くない状態では、実家の理解も長続きしません。
現在仕事をしてない人は、離婚前に資格を取る、仕事先を探すなど、容易に就職できるようにする準備をしましょう。
求職活動が即できる人はした方がいいでしょう。また子供のいる場合は、求職に際して子供の預け先も検討する必要があります。

財産分与の為に、婚姻期間中に築いた財産を、徹底的に調べて把握する必要がります。
なぜなら、婚姻期間中の財産の半分は妻に権利がありますので、夫名義の財産であっても、財産分与の対象となるからです。
また、離婚成立まで絶対に別居しないで下さい。
なぜなら、別居してしまうと、調停や裁判で不利になってしまう可能性があります。
更に、家賃などで生活費を圧迫してしまいますので、身体的危険がない限りは家を出ることは避けるようにして下さい。

相手の不貞行為が原因なら、浮気の証拠を確保することも考えなければなりません。きちんと不貞の証拠を押さえて有利に離婚した方が良いのです。
熟年離婚して幸せになる為には、心の準備が必要です。
すぐに他の男性や実家、子供に頼るのではなく、自分自身の力で行き抜いていく覚悟が必要なのです。
離婚後の生活に不安を抱き、自分に自信が無いまま、誰かに頼って結婚生活から逃げ出しても、幸せは訪れません。

その為、もし本当に熟年離婚をしようと考えておられるならば、一人で生き抜いていく覚悟があるかどうかを、もう一度自分自身に問い直してから熟年離婚の準備をして下さい。