厚生年金:離婚時分割 平均増減4万円
新しい制度についての統計が出ました。
社会保険庁は30日、07年度にスタートした厚生年金の離婚時分割について、初年度は8634組の「元夫婦」が新制度を利用したとの集計結果をま とめた。07年度の離婚総件数26万63件の3・3%にあたる。夫である場合が大半の、「年金を分割される側」は、月額の平均受給額(基礎年金含む)が、 4万3088円減の13万267円となる一方で、妻が大多数を占める「分割を受ける側」の受給額(同)は、4万273円増の8万2318円だった。
04年の年金改革で、厚生年金は07年度から離婚時に最大50%を分割することが可能となった。年齢別に利用者をみると、年金を分割される側は 55~59歳が16・7%で最も多く、2番目は50~54歳の15・3%。分割を受ける側は45~49歳が16・3%と最多で、50~54歳が14・9% で続いた。
分割割合は、50%ずつ分け合った元夫婦が91・9%を占めた。分割対象となる年金は、結婚後の保険料納付期間に見合う分となっており、最も多い分割対象期間は20年以上25年未満の16・4%。次いで25年以上30年未満の14・7%だった。
年金分割は当初、離婚件数を押し上げるとの見方もあったが、その予測は外れた。社保庁は「主に妻である、受け取る側の増える額は月4万円。『意外に少ない』として、年金目当ての離婚を思いとどまった人も多かったのでは」と推測している。【吉田啓志】
このニュースを読む (引用毎日新聞)
確かに離婚に慰謝料なんかはつきものですけど・・・。
もらえる額が少ないから思いとどまるってなんかせちがらくないですか?