タイのタクシン元首相離婚 財産凍結阻止の為?

国外逃亡中のタイのタクシン元首相夫妻が、離婚を届け出た事が判明。

離婚の理由は、夫人の財産凍結阻止が目的と見られている。

バンコク――国外逃亡中のタイのタクシン元首相の広報担当は15日、元首相が香港のタイ総領事館にポチャマン夫人との離婚を届け出たと述べた。夫妻は共に汚職防止法違反罪と脱税罪で実刑判決を受けている。AP通信によると、離婚の理由については触れなかった。

タイ紙バンコク・ポストは、政界筋の見方として、夫人名義の財産の凍結を阻止するのが狙いと伝えた。2006年の軍事クーデターで政権を追われ、一連の汚職容疑に問われる元首相の国内資産の大半は当局が既に凍結している。

タイの国家反汚職委員会は昨年、タクシン氏が自己申告した財産は約1770万米ドル相当、ポチャマン夫人は約2億4470万ドルと報告していた。

元首相は実刑判決は政治的陰謀と批判している。最高裁はタクシン氏が国内に戻らず、公判出廷を無視したことなどから逮捕状も出している。ただ、元首相の義 弟が首相を務める現政権は、英国に対し身柄送還を求める手続きをしなかったとされる。夫妻は11月初旬、英当局が入国査証(ビザ)を取り消したことを受 け、国外を転々とする生活を強いられている。

このニュースを読む(引用CNN.co.jp)

本当は転々とする生活が苦になったのでは?