無戸籍の親子3人 対策訴え

戸籍がないまま成人になった女性が二人の子供を出産し、親子三人とも戸籍がない状態で過ごしているらしいです。


離婚する前に妊娠した子どもは実の父親ではなく戸籍上の夫の子と見なされる民法の規定が障害になって、戸籍がないまま成人になった大阪の24歳の女 性が2人の子どもを出産し、親子3人とも戸籍がない状態で暮らしていることがわかりました。女性は、2日に記者会見し、「国は早く対策を取ってほしい」と 訴えました。

記者会見したのは、大阪に住む24歳の女性です。女性は、母親が夫の暴力が原因で家を出た7年後に離婚が成 立しないままいっしょに暮らす男性との間に生まれました。


出生届けを出すと、民法の規定で離婚前に妊娠した子どもは戸籍上の夫の子と見なされるうえ、夫に 住所を知られるおそれがあるため、女性は戸籍がないまま成人しました。

女性には、すでに1歳と2歳の2人の子どもがいますが、女性の戸籍がないため、子ど もたちも戸籍がありません。子どもたちは、自治体の異例の判断で戸籍がないまま住民票が作られました。

しかし、女性は、現在も住民票がないままで、子ども の父親である事実上の夫と結婚できず、運転免許を取ることもできません。また、子どもを事実上の夫の戸籍に入れることもできません。

会見で、女性は「子ど もは自分と同じ立場になるが、生まれてくれば幸せなことが必ずあるので、生むことを決意しました。国は戸籍のない親子がいる現状について早く対策を取って ほしい」と訴えました。この問題をめぐっては、先月、戸籍のない兵庫県の27歳の女性が男の子を出産したことが明らかになっています。

このニュースを読む(引用NHKニュース)

早く国は対策を打ってくれなくては、可哀相過ぎます。