離婚報道の露紙、発刊停止に

ロシアのプーチン大統領が秘密裏に離婚し、元新体操選手で下院議員のアリーナ・カバエワさん(24)と再婚の準備を進めていると報じたロシアの日刊紙「モスコフスキー・コレスポンデント」が発刊停止に追い込まれたそうです。
厳しい経営環境に置かれている新聞ジャーナリズムの世界に19日、無視できないニュースが飛び込んできた。

 ロシアのプーチン大統領(55)が秘密裏に離婚して、元新体操の世界女王で下院議員のアリーナ・カバエワさん(24)と再婚の準備を進めていると報じたロシアの日刊紙「モスコフスキー・コレスポンデント」が発刊停止に追い込まれたというのだ。

 ロシアのラジオ放送、エホ・マスクブイは19日、発刊停止の理由として「大統領の私生活に関する報道が原因ではなく、経済的な事情がある」という経営陣のコメントを伝えたが、その一方で背景について、詳細な調査が必要だとのジャーナリストの声も紹介した。

 プーチン大統領は18日、訪問先のイタリアでモ紙の報道を全面否定し、「社会は政治家の生活を知る権利があるといわれるが、物事には限度というものがある」と怒りをあらわにした。ただ、リュドミラ夫人(50)との離婚報道には、触れなかった。

 モ紙は今月11日、大統領が2月に離婚し、カバエワさんと再婚準備を行っていると報じたが、18日には、この報道が誤りだったとする謝罪文を掲載していた。

 発刊停止の真相は定かでないが、5月7日に大統領から首相になって「院政」を敷く「皇帝の権力」と「新聞経営権」の関係に、世界の耳目が集まりそうだ。

 カバエワさんは、「ロシアで最も成功した美女の一人」といわれている。ウズベキスタン生まれ。3歳で新体操を始めて英才教育を受け、2004年のアテネ 五輪で金メダル(個人総合)を獲得。07年12月の総選挙で与党「統一ロシア」から出馬して下院議員に当選し、政界への転身を果たした。

このニュースを読む(引用フジサンケイ ビジネスアイ)

果たして、発刊停止の真相は…。