年金合意分割1年 離婚は増えず

 年金合意分割制度で、離婚が多く増えるのでは?と思われたが、
それほど影響はしなかったみたいです。

離婚時に厚生年金や共済年金の報酬比例部分を夫婦で分割できる「合意分割制度」が昨年四月に導入されて間もなく一年。
離婚が爆発的に増えるのではな いかとの指摘もあったが、それほど影響しなかったとの見方も出ている。一方、この四月一日以降は、新たに「三号分割制度」がスタート。

サラリーマンらの被 扶養者(専業主婦や主夫)として厚生年金や共済年金に加入する「三号被保険者」期間分に相当する報酬比例分を、請求に基づいて自動的に夫婦が50%ずつ分 割する制度だ。

 厚生労働省によると、昨年四月から二カ月は離婚数が前年同月比で増加したが、昨年一年間の推計値は二十五万五千件で、前年より二千四百 件減。

ただ、離婚分割による年金額が予想以上に少ないことを知って、踏みとどまった人が多いとの見方も ある。


 年金の離婚分割は〇四年の年金改革で導入が決まった。夫婦の年金合計額の半分を限度に分割できる。従来は、自分の基礎年金部分しか保証 されていなかった妻には“朗報”だと受け止められた。


離婚件数が〇三年から〇六年まで連続して前年から減ったことから、「待機組の離婚が急増するのでは」 とみられていた。

  夫の年金がそのまま半分に分割できるわけではないという“落とし穴”が、離婚を思いとどまらせているという指摘がある。分割の対象には夫の基礎年金は含まれず、その上、婚姻期間相当分に限られるのだ。

このニュースを読む(引用北海道新聞)

この落とし穴に気付かれた方が多かったのですねぇ。