アルコール依存症に対して、カウンセラー養成

 アルコール依存症が女性に増え続けているらしく、

その理由は、DVや性的虐待など様々だ。

 女性にも増えているアルコール依存症患者。ドメスティックバイオレンス(DV)、親の依存症、性的虐待…。さまざまな事情を抱えながら、社会復帰 施設に駆け込んでくる。だが、受け皿は乏しく、現場からは多様な支援プログラムや、専門教育を受けたカウンセラーの養成を求める声も上がっている。 (大 沢令)

 アルコール依存症の女性専用の宿泊施設「まゆの家」(横浜市)。共同生活をしながら、毎日三回のミーティング(グループ・セラピー)にも参加。依存症の怖さや失敗談などを話し合う。定員は六人。平均年齢は四十代だが、二十-三十代も増えているという。

 四十代の女性は依存症と診断され、八年前に入院。退院後は自助グループに入り、一年間断酒したが続かなかった。「問題を一人で抱え込むようなとこ ろがあった。自分の病気と向き合えず、『まだ何とかなる』と思っているうちに、家族まで巻き込んでいた」。病院の紹介で一昨年に入居、直後に離婚して依存 症から立ち直る決意をした。

 女性は「一人でどん底からはい上がり、生活を立て直すことは難しい。こうした施設が身近にもっとあれば」と話す。

 親がアルコール依存症だったり、夫からDVを受けるなど家族関係の悩みから依存症に陥る女性が多く、最近では精神疾患など複数の問題を抱え込んでいる事例も増えているという。

 「依存症の背景には酒に逃げ込まなければならなかった『生きづらさ』がある。女性の場合は特にそこに目を向け、多様な回復プログラムや支援施設があってもいいのでは」。職員の小嶋洋子さん(47)はそう訴える。

このニュースを読む(引用東京新聞)

アルコール依存を治すのは、医者ではなくカウンセラーなのかもしれませんね。