離婚話の約束破られ憎しみ爆発 バラバラ殺人冒頭陳述

東京都渋谷区の外資系金融会社社員、三橋祐輔さん(当時30)の切断遺体が見つかった事件で、
殺人と死体損壊などの罪に問われた妻の歌織被告(33) の初公判が20日、
東京地裁で開かれました。
なんともむごい事件ですが、一体なぜ起きてしまったのでしょうか?

 なぜ三橋歌織被告は凶行に及んだのか。冒頭陳述で検察側が主張した内容によると――。

 歌織被告は03年3月に夫と結婚したが夫婦げんかを繰り返し、時に暴力をふるわれていた。

 05年1月に夫は外資系の不動産会社に就職。同年6月には、被告と知人の男性のメールのやりとりが原因で、被告は夫の暴力で鼻の骨を折られ、約1カ月 間、シェルター(家庭内暴力などを避けるための施設)に入所。同年7月には「夫が被告に暴力をふるったり、浮気をしたりした場合は離婚し、慰謝料3600 万円を支払う」という契約内容の公正証書をつくり、夫に対して優位な立場を手に入れた。

 被告は有利な条件で離婚したいと考えていたが、「今は(夫に)お金がないのでまだ離婚するときではない」と待っていた。友人には「私が 尻をたたいてこの人は今の会社に入り、名誉や収入を得たのに、どうして私だけが泣きを見て別れなくちゃいけないの。私は転んでもただでは起きない」と話し ていた。

 夫も別の女性と交際を始め、06年11月末ごろに夫から離婚話を切り出された。話し合いの主導権をとられたことに危機感をもった被告は、夫の浮気の証拠をつかもうと自宅にこっそりボイスレコーダーを仕掛けて外出。夫と交際女性との会話をひそかに録音した。

 同年12月11日夜、この録音内容を突きつけて離婚話を進めるため、夫と話し合いを約束したが、夫は翌12日の午前4時という遅い時間に帰宅。被告が腹を立てて口論になったが結局、夫は眠り込んでしまった。寝姿を見ているうちに憎しみの感情が爆発したという。

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その後ワインボトルで夫の頭を殴りつけたそうです。

歌織被告はPTSDになっておらず、完全責任能力であったことを明らかにしました。

なんとも惨たらしい事件です。